貴陽
中国一の避暑地
中国貴州省(Guizhou Province)の首都、貴陽(Guiyang)は指折りの避暑地として知られていますが、それだけではありません。多様な地形が作り出す感動的な風景に囲まれたこの街は、中国国内で少数民族の多い地域でもあります。元朝(Yuan dynasty)に作られた(紀元1283 年)この都市はもとは済南(Shunyuan)と呼ばれ、元朝南西部の軍事基地でした。南明川(Nanming River)沿いにあるこの街は、今では山間部の黔灵公園(Qianling Park)や天河湖(Tianhe Lake)といった風光明媚な観光地で知られ、文化に興味のある方は青岩古鎮(Qingyan Ancient Town)や、この地方に多いミャオ族(Miao)の文化を楽しまれることでしょう。お腹がすいたら、地元特産の貴陽牛肉うどんや、siwawaと呼ばれる地元バージョンの北京ダック入りクレープ(silk babies)を試してみましょう。
観光スポット: 貴陽
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中国最大のミャオ族集落
静かな村というよりも人気のある観光地の西江(Xijiang opens in new window)は国内最大のミャオ族集落で、一見の価値があります。風雨橋(Wind and Rain bridge)を歩いて渡り、銀細工職人を訪ねたり、村にたくさんある民宿のひとつに泊まってみるのもよいでしょう。入場料100元。シャトルバスは別料金で20元。
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仏教の中心地
弘福寺(Hongfu Temple opens in new window)は貴州省最大の仏教禅宗寺院で、17世紀に建造されました。黔灵公園(Qianling Park)にあり、寺院まで歩いて40分かかります。寺院に入ると鐘の塔(Bell Tower)が見え、この鐘は明朝に鋳造されもので、重さは3000ポンド(1360kg)以上あります。
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中国でもっとも高い滝
一番高い地点からの落差が230フィート(70メートル)ある黄果樹瀑布(Huangguoshu Falls opens in new window)は中国でもっとも高い滝です。犀牛潭(Rhinoceros Pool :Xiniu Jian)から一番大きな滝の後ろにある水簾洞(Water Curtain Cave :Shuilian Dong)までゆっくり歩いて渡ってみましょう。入場料180元。
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貴陽の古鎮
青岩古鎮(Qingyan Ancient Town opens in new window)は貴州省でもっとも有名な古い町のひとつです。明朝(1386年~1644年)に建造され、この地方の地質を利用した素晴らしい石壁があります。この町では僧院、寺院をはじめ30種類以上の場所で古い建築が見られます。入場料10元。
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甲秀楼
First Scholar’s Towerとも呼ばれる甲秀楼(Jiaxiu Tower opens in new window)は南明川(Nanming River)にかかる浮玉桥(Fuyu Bridge)にあります。1598年に建造されたこの三重塔は緑色の屋根瓦に赤い柱を備え、高さは20メートルに及びます。輝く灯ろうが水面に映る夜景が特にきれいです。入場無料。
旅行に適した時期
中国の大半の地域では夏は暑苦しいことが多いですが、貴陽(Guiyang)は亜熱帯気候で、夏は涼しく、湿度もそれほど高くはありません。一年を通した平均気温は約15°Cで、夏の間(6月~8月)の平均気温は24°Cです。
少数民族が多いため、一年を通じていろいろな民族のお祭りが開催されており、例えば西江(Xijiang)ではミャオ族の正月祭りがあります(10月~11月)。1月は寒さにまけず、草海湖(Caohai Lake)で珍しい鳥のバードウォッチングに挑戦するのもよいでしょう。4月の終わりなら白雲全国凧祭り(Baiyun National Kites Festival)があります。6月から8月には紅楓湖祭り(Hongfeng Lake Festival)が2か月間開催されます 。
ページトップに戻る移動手段
貴陽(Guiyang)では地元のバスが運行しており、運賃は1元です。1番と2番バスは駅と黔灵公園(Qianling Park)の間を運行します。タクシーも道路の横で止めることができ、料金は8元から。
長距離バスの駅は金陽南路(Jinyang Nanlu)にあり、ここから安順(Anshun:35元20分おき)、 黄果樹(Huangguoshu:55元 40分おき)、威寧(Weining:128元、日に2本)行きのバスが出ます。
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