香港
モダンな大都会であるとともに漁村の魅力も楽しめるショッピング、ナイトライフと食の中心地
世界で最も人口密度の高い都市に数えられ、正式には中華人民共和国香港特別行政区と称される。香港島、九龍半島、新界と200を超える島々で構成されており、観光客はきらびやかな大都会の魅力とともにその自然も楽しめる。
ナイトライフで知られる香港島の地区には、高級感あるランカイフォン(蘭桂坊)やもっと庶民的なワンチャイ(湾仔)がある。驚くべきことに、香港にはミシュランガイドが星を与えたレストランが62店もあるが、安価でシーフードが楽しめる昔ながらの漁村も存在する。アウトドアや新鮮な空気を満喫したいなら、ユネスコ認定の香港世界ジオパークで様々な火山地帯を巡ったり、またランタオ島(大嶼山)まで行けばハイキングトレイル、小さな漁村、美しいビーチが楽しめたりする。
観光スポット: 香港
-
「大浪」をつかまえる
ボートで行くのがいいタイロン(大浪)湾はおそらく香港で最も美しいビーチだろう。サイクン・カントリー・パーク(西貢郊野公園)は香港政庁が保護していることもあって、そのエメラルドの海とパウダーホワイトの砂浜は比較的手付かずのままだ。
-
喧騒無縁の島
絶品のイカフライとゆっくりペースのウォーキングなら、香港島からフェリーでわずか45分、のんびりできるラマ島(Lamma Island/南丫島)へ出かけたい。自動車の乗り入れが禁止されており、通勤手段は自転車が多い。ベジタリアンカフェ、人の少ないビーチ、新鮮なシーフードがうれしいこの島は、日帰り旅行にぴったりだろう。
-
地元のファッションブランド
香港の地価が高いため、多くの独立系ブティックは中心部から撤退し、その代わりに国際ブランドが進出している。ただ、モンコック(旺角)のニュータウンプラザ(New Town Plaza)などでは香港発のファッショングッズを手に入れることができる。また、メープルファッション(Maple Fashion)といった地元チェーンは手頃な価格で最新の商品を販売している。
-
絶景とクルーズ
当然ながら、地元の人たちは香港の風景、とりわけビクトリア・ハーバー(Victoria Harbour)からの景色を誇りにしている。サンパンやヨットでのクルーズ、島巡り、セーリング教室、ロマンティッククルーズに夜間の映画鑑賞クルーズまで、選択肢には事欠かない。
-
世界に知られた味
香港の食べ物で最もよく知られているのが、ほぼどこの飲食店でも時代を経た独自の味が見つかるチャーシューだろう。香港の名を世界に知らしめている食品だが、最高級のチャーシューというなら、コーズウェイベイ(銅鑼湾)のレイガーデン(Lei Garden)を試してほしい。
旅行に適した時期
気温と湿度が上昇する夏は6月~9月で、8月には台風の影響もある。10月~12月の気温は18~25°Cだが、1月か2月となる旧正月の時節には、10~15°Cまで下がる。
クリスマスは重要行事で、ハーバーシティー(Harbour City)やザ・ランドマーク(The Landmark)などの高級ショッピングモールでは、華やかな装飾が買い物客を誘う。5月初めには、変わったパン取り競争で知られるチュンチャウ・フェスティバル(Cheung Chau Bun Festival/長洲饅頭節)が行なわれる。
ページトップに戻る移動手段
地下鉄(MTR)による移動が最も便利だが、香港伝統の2階建てトラムは香港島を東西に移動する場合に安価な手段だろう。MTR、バス、フェリーに使用できる「オクトパスカード」はMTRの各駅などで購入できる。コンビニやファーストフード店での支払いにも使用が可能で、カードの購入料金にはのデポジットHK$50が含まれている。タクシーは、香港島での初乗り料金がHK$20、新界がHK$18.50、またランタオ島がHK$15となっている。
ページトップに戻る