自然美と食文化に誘われて

東京から北西に向けて1時間程度のフライトで山形県の庄内に辿り着く。日本海に面した庄内平野は古くから全国でも有数の穀倉地帯。良質な米が生産されているだけでなく、日本酒のクオリティでも全国のファンを唸らせる。海に面した土地柄、豊富な種類の魚介類が水揚げされることでも知られており、一年を通してときどきの旬の海の幸に出会うことができる。このエリアが生み出す食文化の成熟度が評価され、鶴岡市がユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)への加盟が認定されている。なにも食文化だけが高い成熟度を誇っているのではなく、文化的、歴史的にも深みのある地域だ。自然に目を向ければ美しい海岸、多くの修験者や参拝者を集める出羽三山やハイキングで人気の鳥海山を擁するのも魅力的。スノーレジャーを楽しめるし温泉地もある。周辺の鶴岡をはじめ、港町の酒田にも足を延ばせば、廻るのに時間が足らないほどの美術館や資料館を発見できる。

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おすすめ&見どころ

  • 豊かな自然が育む食文化

    山、平野、海から採れる自然の恵みを巧みに利用する鶴岡市には、世界的に評価されるレベルで多種多様な食文化が醸成されている。2014年には、ユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)への加盟が決定。原産のハーブや野菜をふんだんに用いた料理を堪能できるほか、海が近いこともあり新鮮な海産物も楽しめる。全国でも指折りの米どころであり酒造りも盛んとあれば食事を楽しまずにはいられない。

  • クラネタリウム

    海岸沿いに建つ鶴岡市立加茂水族館での見所はなんといっても「クラネタリウム」。直径5メートルの水槽に漂う約2千匹ものクラゲ。その様はまるでプラネタリウムを体験しているかのよう。クラゲばかりが目立ちがちだが、アシカをはじめ他の生き物の展示もある。屋上に上がれば海を臨場感たっぷりに味わえるだろう。

  • 山岳信仰の厚い出羽三山

    出羽三山を成す羽黒山、月山、湯殿山は古くから信仰の寄せられるエリアで、いずれの山にも神社があり修験者や参拝者を集めてきた。冬期は閉鎖になる神社もあることから雪深くなる時期は避けたほうがいい。訪れるなら3つの神社すべてに参拝できる7月から9月のあいだがおすすめだ。

  • 滝の王国を散策

    山形県は47都道府県で最も滝の数が多い。鳥海山に登るのもいいが、滝を目当てにした旅も面白い。県内で最大の滝は鳥海山山麓の玉簾の滝。高さ63m、幅5mで杉の大木があたりを囲む。マイナスイオン溢れるスポットになっている。4~5月にまたがる大型連休とお盆の期間に合わせてライトアップが実施されている。

  • 自然と一体の彫刻

    鳥海山の西の海岸にはかつて海に流れ出した溶岩が固まってできた岩に、16の羅漢(悟りに達した高僧)の彫刻がある。この十六羅漢岩が彫られたのは1800年代の中頃。荒波により帰らぬ人となった漁師の供養と安全を祈願して5年をかけて完工されたもの。陸側から望むその彫刻の背景には海が広がっている。例年7月中旬から8月中旬の約1ヶ月のあいだライトアップされる。

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空港情報

CBD(中央ビジネス地区)まで 15km

バス 酒田市内までは、約35分。


フライトの発着に合わせて運行しているバスの利用が便利。

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気候とシーズン

庄内の気候は温暖で風が強い。また、降雨量が多く、冬には寒さが厳しくなるうえ降雪量が多くなる。そのため観光スポットの営業時間に影響が及ぶことがある。8月が最も暑く、一日の平均気温が25℃程度となる日が続く。7月から8月にかけて酒祭りや花火大会が盛んに開催される。

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アクセス

庄内空港から出発しているリムジンバスは、鶴岡市内や酒田市内を含めいくつかの停留所に停車する。酒田の主要交通は、酒田駅と庄交バスターミナル。観光地に向かうにはバスのネットワークを利用するのもいいだろう。そのほかレンタカーやレンタサイクルも利用できる。

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