シンガポール
多文化主義と食のパラダイスであるシンガポールは東洋と西洋、新しいものと古いもの、 そして大自然と人工物が融合した街。そして、何をおいても特筆すべきは食文化
シンガポールに多様性があることから、食に関する幅広い選択肢は他と比べようもなく卓越している。人々の期待と高まる味覚センスによって屋台料理から豪華ダイニングに至る無数のバラエティが当地に生まれた。
シンガポールを訪れる旅行者には課外のアクティビティーだけでなく、当地の文化のるつぼが体験できる、シンガポール・フード・トレイルも是非組み合わせてみて欲しい。
シンガポールは動き廻りやすい街だから旅行者は道に迷う心配もなく広範囲に活動することができるだろう。世界的にも有名なガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)、マリーナベイサンズ(Marina Bay Sands)やリゾートワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa)以外に、チャイナタウン、カンポングラムやリトルインディアといったエスニック地区で、各国の食べ物を味わってみよう。
ガーデンシティと言われるシンガポールの豊富な緑を満喫するなら、島の北部へ足を延ばしてみては。スンゲイブロウ湿地保護区(Sungei Buloh Wetland Reserve)では、モニターリザード(オオトカゲ)や渡り鳥に出くわすかもしれない。それから近くのクランジ(Kranji)の田園地区にある農場や自然食レストランを見つけてみよう。
おすすめ&見どころ
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ちょっと気取ったダイニング
モダンヨーロピアンで評判の「エンバー(Restaurant Ember) opens in new window」やフレンチの「アンドレ(Restaurant André) opens in new window」は、ケオンサイクロード(Keong Saik Road)とブキパソロード(Bukit Pasoh Road)に挟まれた歴史的建築の残るエリアにある。良質のカジュアルダイニングなら北京ダックの美味しい中華の「インペリアルトレジャーダイニング(Imperial Treasure Windows of Hong Kong) opens in new window」やオーストラリアのコーヒーショップが経営するこちらは食事も楽しめる「ハウスオブロバートティムズ(The House of Robert Timms) opens in new window」がおすすめ。ローカルフードなら「オールドエアポートロードフードセンター(Old Airport Road Food Centre)」や「チョンプチョンプフードセンター(Chomp Chomp Food Centre)」に行ってみよう。
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最先端の遺産
オーチャードロードから車で10分ほど走ったティオンバル(Tiong Bahru)にあるシンガポール最古の住宅街(Singapore’s oldest housing estate) opens in new windowは、流行に敏感なブティック、おしゃれなカフェやレストランが存在するおかげで、昔の学校の雰囲気を今でも残している。きれいに整備された住居用の歩道を通って地域の専門店に迷い込んでみてほしい。オーダーメイドのカップケーキ屋「プレインヴァニラベーカリー(Plain Vanilla Bakery)」 opens in new window、典型的なズィーチャー(シンガポール風の煮炒料理)やスチームボートの「Ting Heng Seafood Restaurant opens in new window」を試してみよう。
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高みから
高さ25メートルにあるツリートップウォーク(TreeTop Walk) opens in new windowは、自然保護区のマクリッチー貯水池(MacRitchie Nature Reserve)にそびえる吊り橋。誰でも歩けるこの吊り橋は長さ250メートル、熱帯雨林の林冠の壮大な眺めが体験できる。
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昔に戻って
博物館めぐりなら、シンガポールアートミュージアム(Singapore Art Museum) opens in new window、シンガポール国立博物館(National Museum of Singapore) opens in new window、プラナカン博物館(Peranakan Museum) opens in new windowやシンガポール切手博物館(Singapore Philatelic Museum) opens in new windowに立ち寄ってみよう。そして、これらの博物館巡りに便利なのが、無制限に入場できる3日間パス(3-Day Museum Pass) opens in new window。料金は、大人S$20、家族5人かそれ以下ならS$50がお得。
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熱帯の夜
世界初の夜の動物園、ナイトサファリ(Night Safari) opens in new windowへ行こう。受賞歴のあるこのナイトサファリは7つのゾーンに分かれていて、歩くのはもちろんのこと、ガイド付きのトラムに乗って園内を廻ることができる。屋内のコーナーで感嘆したり、散策コースを歩けば1000種類以上の動物たちの夜の行動を間近で見ることができる。
空港情報
CBD(中央ビジネス地区)まで 20km
所要時間 約20分
タクシー 約S$22
バス チャンギ空港から市内へは、ターミナル2から36番のバスが7~10分おきに運行。料金はS$1.80(大人)、S$0.60(子供)所要時間は約1時間。
電車 5~10分おきに運行。料金はS$1.75(大人)、S$0.60(子供)。市内までは約50分。
気候とシーズン
シンガポールは熱帯雨林気候。一般に雨期と呼ばれるモンスーンの時期は12月~3月、最も暑い季節は4月~7月。年間を通じてあまり気温の変化はないが、降雨量は異なる。
シンガポールでは誰でも参加できるフェスティバルやイベントがたくさん開催される。春節を祝うリバー・ホンバオでは中国旧正月のランタンが飾られたり、色とりどりのヒンズー教の宗教行事や奇祭と言われるタイプーサム(Thaipusam)を見学したり、メッカ巡礼者を祝うイスラム教の祝日・ハリラヤハジ(Hari Raya Haji)にはカンポングラム(Kampong Gelam)が活気付く。
その他にも世界に知られるイベントやお祭りが開催されており、中でもシンガポールF1グランプリでは、朝から晩までダンスミュージックのイベント、ズークアウト(ZoukOut)で盛り上がる。
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シンガポールのバス(Bus) opens in new windowや電車(Train) opens in new windowの運行は高頻度で周辺地域のネットワークを広範囲に網羅している。シンガポールツーリストパス(Singapore Tourist Pass) opens in new windowを購入すれば、バスや電車を効率的に乗り放題で利用できる。パスは1日券(S$20)、2日券(S$26)、3日券(S$30)がある。
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