ジェットスター航空 ABN 33 069 720 243
運送約款(旅客及び手荷物)
2022年4月
おことわり:英語の運送約款の優位性
仮に、日本語による運送約款の訳文と英語による運送約款の正文との間で何らかの不一致がある場合には、正文である英語の運送約款が優先します。
1. 本約款で使用する用語の定義
航空会社コードとは、各航空会社を識別するための2文字または3文字のコードを指します。
オーストラリア消費者法とは、2010年競争・消費者法(Cth)別表2を指します。
指定代理店とは、ジェットスターが運航する航空便サービスについて、ジェットスターを代理して航空券を販売するためにジェットスターにより指定され、かつ必要なすべてのライセンスを保持する旅行販売代理店を指します。
手荷物とは、お客様が旅行に携行する個人所有物を指し、受託手荷物および機内持込手荷物の両方を含みます。
手荷物許容量とは、ジェットスターが運航する航空便サービスに関して、条項7.1で定められた条件に基づき運賃に含まれている、機内持込手荷物および受託手荷物(該当する場合)の分量を指します。
手荷物合符とは、受託手荷物を識別するために各々の受託手荷物に取り付けられたタグと一致する、お客様に対して発行される、番号が付された手荷物用文書を指します。
予約とは、旅客が行う旅行に関し、当社または当社の指定代理店がシステムに入力した詳細情報を指します。
予約番号とは、当社での予約を特定する、当社または当社の指定代理店が発行した参照コードを指し、航空券または旅程領収書に記載されます。
機内持込手荷物(「持込手荷物」「携帯手荷物」または「非受託手荷物」とも呼ばれる)とは、受託手荷物以外を除くお客様の手荷物すべてを指し、お客様が各自機内に持ち込むものです。
運送人とは、航空運送人を指します。
受託手荷物とは、手荷物の中で、航空機に搭載し運送するために当社が保管し、それに対し手荷物合符または手荷物受領書、もしくはその両方を発行済みの手荷物(該当する場合)を指します。
搭乗手続き締切時間とは、ジェットスターが設定した、お客様が搭乗手続きおよび搭乗券の受取りを済ませる上で守らなければならない締切時間を指します。
コードシェアとは、便名の航空会社コードが、航空機を運航する運送人の航空会社コードと異なる航空便を指します。
運送約款とは、運送に関する諸条件を指し、該当する場合は運賃規則が含まれます。
条約とは、次のいずれかのうち適用されるものを指します。
- 1929年10月12日にワルソーで署名された国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約(以下、「ワルソー条約」)
- 1955年9月28日にへーグで改正されたワルソー条約
- モントリオールの第四追加議定書により改正されたヘーグ改正ワルソー条約(1975年)
- グアダラハラ補足条約(1961年)
- 1999年5月28日にモントリオールで署名された国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約(「モントリオール条約」)
- その他一切の適用議定書または条約、および一切の授権法規。
損害には、当社が運航する航空便による運送もしくは当社が提供するサービスにより、またはそれと関連して発生した、旅客の死亡、負傷、人身傷害および、手荷物の紛失、部分的紛失、盗難、その他の損害が含まれます。ただし、多少の引っ掻き傷、擦り減り、へこみおよび切り込みなど、手荷物に付いた通常の磨耗傷および裂傷は含まれません。
日とは、暦日を指し、すべての曜日を含みます。ただし、通知に関しては、通知を発送した日は算入されません。
国内運送とは、出発地と到達地の両方が同じ国にあり、当該国外での経由地がない旅行を指します。
不可抗力の事態とは、天候上の問題、航空交通管理に関する問題、第三者による労働者示威行為、治安に関する問題、その他、当社が制御できず、その結果を回避することができない、異常かつ予測不能な状況を指します。
制御可能な事態とは、エンジニアリング関連の問題、ジェットスターのITシステムの機能停止、人員上の問題による手荷物のターンテーブルへの配送遅延、清掃/ケータリングの機材への搬入遅延、乗務員/スタッフ関連の問題、もしくは、その他当社が合理的に制御可能な状況を指します。
フリークエントフライヤー引換とは、フリークエントフライヤーポイントの引換えにより行われた予約を指します。
国際運送とは、2カ国以上の間で行う運送を指し、国際線との接続がある場合はかかる国の国内線を含みます。
旅程領収書とは、当社または当社の指定代理店が予約に基づき旅行する旅客に対して発行した、旅客の名前、運航情報および通知事項が記載された文書を指します。
本運送約款の目的において、ジェットスター、当社とは、Jetstar Airways Pty Limited, ABN 33 069 720 243を指します。
旅客とは、予約があり、航空機で運送される、または運送される予定の人を指します。ただし、乗務員を除きます。
旅客サービス料とは、ジェットスターが関連空港に支払う妥当な航空料金の概算を言います。
安全保安料とは、航空セキュリティサービスに対して支払われる妥当な料金の概算を言います。
大幅な変更とは、出発予定時間より3時間以上の変更を指します。
特別引出権(またはSDR)とは、国際通貨基金の定める公式為替単位である総合通貨単位を指します。これは、おおよその目安として約1.93豪ドルまたは2.02ニュージーランドドルに相当しますが、為替レートに伴い変動します。
運賃表とは、航空会社グローバル・ディストリビューションシステム、当社の予約システム、また特定の場合にあっては政府当局に対し当社が届け出を行っている運賃、運賃規則、手数料または運送約款を指します。
航空券とは、ジェットスターまたは指定代理店が発行する、予約の詳細情報が記載された文書を指し、電子航空券も含まれます。
当社については、ジェットスターの定義をご参照ください。
お客様とは、旅客を指します。
2. 本運送約款の適用範囲
2.1 運送約款の適用条項2.4、2.7、2.8、2.9および2.10に規定された場合を除き、本運送約款は、予約に「ジェットスター」もしくは当社の航空会社コード「JQ」が記載されているあらゆる場合、およびお客様の運航に関してお客様に対する法的責任が当社にあるあらゆる場合に適用されます。
2.2 優待搭乗または割引料金搭乗
本運送約款は、優待搭乗および割引料金搭乗(すでに当社が別段の断りを入れている場合を除く)および、フリークエントフライヤー特典引換による渡航にも適用されます。
2.3 運送基準
ジェットスターが運航する全便について、旅客運送は、例外なく以下に基づいて行われます。
- 予約
- 本運送約款
- オーストラリア消費者法、1959年航空法(運送人の責任)(オーストラリア)、および当該旅行に適用される可能性があるあらゆる国際条約を含む適用法
- 適用される運賃表で、当社が規制機関に届け出済みのもの
- ジェットスターの従業員が、旅客に対し書面または口頭で伝えた特定の指示の一切
- 運賃規則および条件、フリークエントフライヤー特典に関する引換規則(該当する場合)
2.4 限定的解釈
本運送約款に一部が無効、違法または履行不能と認められる場合、かかる無効、違法または履行不能が認められない程度まで本運送約款を限定的に解釈するものとします。ただし、かかる解釈が不可能な場合は、該当部分を運送約款から削除し、その他の条件は有効性を維持するものとします。
2.5 変更および権利放棄
本運送約款を変更する権限は、ジェットスターの従業員を含め、いかなる者にも認めないものとします。ただし、このことは、当社が運賃規則または支払金について、当社の有している権利を放棄する権限を左右するものではありません。また、ある場合の権利を行使しなかったからといって、それ以外の場合に権利を行使しない、というものではありません。
2.6 約款の優先
当社では、旅客が運送約款上の重要な点に留意するようその要約を公表することがあります。本運送約款の規約は、いかなる本運送約款の要約に優先するものとします。
条項2.7に基づき、本運送約款が当社にある特定の手続きと矛盾する場合、当該矛盾に関する範囲については、本運送約款が優先するものとします。
2.7 法律の優先
本運送約款と顧客の輸送に対して適用される法律との間に矛盾がある場合、本運送約款は当該矛盾に関連する範囲には適用されません。
当社が提供する商品またはサービスに関しては、消費者利益のために、法律に基づく一定の保証が適用される場合があります。このような保証の性質およびその適用は、管轄区により異なります。
オーストラリアにおいては、サービスに以下のような消費者保証が伴います。
- 適切な注意および技能に関する保証
- 特定目的への適合性に関する保証
- 合理的な時間内での供給に関する保証
当社がお客様に対し、これらの消費者保証に基づくサービスを提供しなかった場合、お客様にはオーストラリア消費者法に基づき賠償を求める権利がある場合があります。オーストラリア消費者法について詳しくはこちらを参照してください。
本運送約款のいかなる内容も、このような消費者関連法の適用を排除したり、制限したりするものではありません。
商用目的で取得された商品またはサービスに関しては
(a) 法的に関連規定を除外できる場合、本運送約款の適用対象にはオーストラリア消費者法、公正取引法または1993年ニュージーランド消費者保証法(ニュージーランド)などに基づく消費者の保証は適用されません。
(b) 法令または法律によって除外できない条件や保証が黙示されている場合、法律によって許容される範囲内で、そうした条件または保証への違反に関する当社の責任は、同じ商品またはサービスの再度の提供または、当社の判定した再提供の費用の支払いに制限されます。
2.8 チャーター機の運航
ジェットスターがチャーター機に関する契約(貸出契約)に基づいて運送を行う場合、旅客に別段の断りがある場合を除き、本運送約款を適用するものとします。
2.9 他の旅行手配
ジェットスターが、バス、電車、船など航空機以外の方法でお客様を輸送する、またはそのような輸送の手配をする場合、もしくは宿泊施設やレンタカーの手配をする場合、当社は単に代理店として業務を行うに過ぎません。そのような手配に関しては、追加の、または異なる運送約款が適用される場合があります。それらに、本運送約款にある責任制限より低い責任制限が含まれる場合、航空機以外の手配については、低い責任制限が適用されます。
当社がお客様のために、他の運送人の航空会社コードを持つ航空便の手配をした場合、当社は運送人の代理店として手配を行うに過ぎず、当該運送人の運送約款が適用されることになります。
2.10 コードシェア
ジェットスターは、コードシェア契約に基づき、一部の路線で他の航空会社が運航する便にジェットスターのコード(JQ)を使い、他の運送人と一緒にサービスを提供します。これは、お客様が当社で予約を行い、航空会社コードとして「JQ」が付いているジェットスター航空便の航空券を持っている場合でも、他の運送人が運航する航空機に搭乗する場合があることを意味します。
他の運送人が運航するコードシェア便について、ジェットスターは旅客に対し、予約前に運航運送人がどの航空会社であるかを知らせます。
他の運送人が運航する航空便で旅行する旅客には、以下の事項に関するものを含む、ジェットスターの利用規約とは異なる当該運航運送人の利用規約が適用される場合があります。
(a) 条項8に記載されているチェックイン
(b) 条項10に記載されている運送の拒否および制限
(c) 条項7に記載されている受託手荷物に関する制限、無料手荷物の許容量、超過手荷物料金
(d) 米国の空港を使用するコードシェア便は、飛行場内での遅延(旅客が航空機を降りることが許可されない状態で、航空機が米国の空港の地上にいることによる遅延)については、運航運送人の飛行場内での遅延に関する緊急時対応策によって規定されます。
2.11 EC 指令 - パッケージ旅行等(英国)
本条項2.11は、パッケージ旅行の一部として当社のサービスによる旅行の航空券を購入し、かつ「パッケージ旅行等に関する欧州共同体指令90/314/EEC」が適用される場合にのみ適用されます。
当社または指定代理店は、旅客からの求めに応じて、以下の条件で旅客の航空券の代わりとなる航空券を別人に対して新規発行するものとします。
- お客様が当該指令の第4条第3項に基づき、予約の譲渡を希望しており、
- お客様が当社または指定代理店に対し当該指令第4条第3項の要件を満たすことを立証し、かつ予約の譲渡を行う権利があり、
- お客様が自身の航空便の出発日以前に当社または指定代理店に対し、予約の譲渡を行う意思を伝える合理的な通知をし、
- お客様が当社または指定代理店に対して、お客様が希望する航空券の新規発行の対象となる人の氏名、住所および電話連絡先を提示し、
- 旅客が当社または指定代理店に対して、旅客の航空券を引き渡し、かつ
- 旅客が当社または指定代理店に対して、航空券の新規発行にかかる相当額の手続手数料を支払うこと。
3. 総則
3.1 旅行の準備
お客様は各自の責任において、以下に示す自身の旅行に必要な手配を行い、渡航先における一切の法令、規則、命令等を遵守するものとします。
- お客様が、旅券や査証等の渡航用書類、健康関係書類またはそれ以降の旅行を証明する書類等が必要か否かを当該領事館に確認すること、
- 必要書類を入手すること、
- 予防接種を受けること、および
- 到達地におけるお客様の健康および安全を脅かす危険性を調査しておくこと。
当社がお客様に対し旅行の上記の面に関する支援または情報を提供した場合でも、それにより上記の事項に関する客様の責任がなくなるわけではありません。
3.2 到達地—旅客の問い合わせ
海外に旅行する場合は、旅行に出発する前に、到達地における現地の問題や状況について問い合わせをする必要があります。当社は、到達地において考えられる安全性や状況等に関する問題について一切明言することはありません。渡航者への勧告は、現地政府または現地領事館、および、オーストラリア外務貿易省、ニュージーランド外務貿易省、および米国国務省の各ウェブサイトはじめ様々な情報源から入手できます。
3.3 旅行保険
旅行には多くの危険が伴う可能性があり、当社の旅客に対する賠償責任には限度があるため、以下の内容を対象とする旅行保険への加入をお勧めします。
- 旅行計画の変更および旅行の取消
- 医療費および病院での費用
- 身体への傷害および死亡
- 手荷物等の遅延、損傷または紛失、または
- 乗り継ぎ便の乗り遅れおよび追加費用
3.4 健康
(a) 総則:
当社は、合理的に判断した上で旅客が安全に搭乗できると全面的には納得できない場合、または旅客を運送することによりカンタスグループの従業員、請負業者、顧客の安全もしくは健康が危害を受ける可能性もしくは危険に晒される可能性がある場合には、旅客の運送を拒否することができます。機内でお客様本人または他の旅客の安全を脅かす恐れのある疾病・疾患等の症状がある場合は、予約を行う前に申し出る必要があります。
(b) 公衆衛生または救急医療
政府または世界保健機関から公衆衛生上の緊急事態が発表された場合、または医療上の緊急事態が発生した場合、当社は次の対応をとる可能性があります。
- フライトのキャンセル、迂回、または遅延
- 搭乗者の検査
- ワクチン接種または予防接種(COVID-19予防を含む)や陰性の検査結果(COVID-19に対するものを含む)の根拠の確かな証拠を求める
- 健康に関する書類の提示を求める
- 搭乗者が健康に関する書類(COVID-19ワクチン接種の証明を含む)を提供しない場合、搭乗者とその手荷物を降ろす、または運送を拒否する
- 航空機に搭乗している旅客を隔離し、機内サービスを制限する
- 警察、保健当局、空港警備などの適切な機関に通知する
- 旅客とカンタスグループのスタッフ、請負業者と旅客に安全な環境を提供するために必要と思われるその他の行動を実行する
旅客には、各自の旅行に適用される出入国政策、旅行および健康に関する書類の要件、政府が定める検疫の制限や条件(滞在期間を含む)を順守する責任があります。法律で許可される範囲で、お客様は、そのようなポリシー、制限、および条件の遵守に関連する費用または経費を支払うことに同意し、当社がお客様のために負う費用または経費を求めに応じて支払うことに同意するものとします。当社がお客様に対し旅行の上記の面に関する支援または案内を提供した場合でも、それにより上記の事項に関するお客様個人の責任がなくなるわけではありません。
(c) 深部静脈血栓症(DVT)
長時間動かずにいると、大腿の静脈に血栓(DVT、深部静脈血栓症)ができる原因となりかねないことが研究により明らかにされています。DVT等の健康上の問題を発症する危険性があると思われる場合は、渡航前に医師に相談することをお勧めします。
健康問題に関する情報は、当社のウェブサイトjetstar.comまたは機内誌で入手できます。
(d) 妊娠:
旅客が妊娠中の場合は、以下の予防措置を順守する必要があります。
妊娠期間が28週間を超える場合:登録医または登録助産師が以下の事項について確認を行い、それらの者が発行した証明書または書状を携行する必要があります。
- 出産予定日
- 単胎妊娠、多胎妊娠のいずれか
- 妊娠に伴う合併症がないこと
4時間以上の運航:
- 妊娠に伴う合併症がない場合、単胎妊娠なら最大36週目の終わりまで、多胎妊娠(双子など)なら最大32週目の終わりまで旅行することができます。
- 妊娠に伴う合併症がある場合は、医師の許可が必要です。
4時間未満の運航:
- 妊娠に伴う合併症がない場合、単胎妊娠なら最大40週目の終わりまで、多胎妊娠(双子など)なら最大36週目の終わりまで旅行することができます。
- 妊娠に伴う合併症がある場合は、医師の許可が必要です。
出産後1週間以内で旅行を希望する場合は、医師の許可が必要です。出生後48時間以内の新生児は旅行することができません。また、出生後3日以上7日以内の新生児は医師の許可が必要です。
以下にご注意ください:
- 当社は、妊婦が安全に旅行できる時期について一切の表明を行いません。旅客は医師の相談を受ける必要があります。上記の期間等は、当社が定める最低限の条件に過ぎません。
- 国によっては、その国の国籍を持たない妊婦の入国が制限される場合があります。上記の制限に関するより詳しい情報は、旅行の前に、関連する大使館や領事館に確認してください。
3.5 プライバシー
ジェットスターは、お客様を乗せて旅行する際、当社および第三者の商品やサービスのマーケティング活動を行う際、または市場調査を実施する際に、お客様に商品およびサービスを提供するため、お客様の旅行手配および手順についてお客様に連絡するため、当社および他の会社のロイヤリティ・プログラムへの参加を促進するため、およびすべての旅客の安全性と治安を確実にするために、お客様に関する情報(必要な場合は健康に関する情報を含む)を収集します。お客様から情報が提供されない場合は、求められたサービスを提供できないことがあります。
当社は、お客様の代理で当社での予約やその更新、その他の目的で当社とやり取りをする人々、関連会社およびジェットスターのブランドを冠する事業体、当社のサービス提供業者、入国管理、関税、国境警備、その他の規制当局から、お客様の個人情報を収集することがあります。当社が収集する情報の中には、1901年関税法(Cth)の下で収集が義務付けられているものがあります。情報が提供されない場合は、求められたサービスを提供できないことがあります。
これらの理由により、お客様の個人情報を以下の機関に開示する場合があります。
- 当社の関連会社、当社にサービスを提供する運送人および機関(グランド・ハンドリングなどの旅行関連サービス、コールセンター業務、市場調査およびマーケティング関連サービス、苦情または治安上の事故調査関連サービスなど)。
- お客様の雇用主(雇用主が購入した航空券を使って出張している場合)。雇用主に開示される情報には、お客様の旅行の詳細および旅行に関連する情報(インシデント報告など)が含まれる場合があります。
- その他、法的義務を遵守するため、保安、関税、公衆衛生、入国を目的とした、様々な法執行機関、規制当局、政府当局などへの開示。
これらの関係機関は、フィリピン、シンガポール、その他、当社または当社の提携航空会社を使ってお客様が向かう先、または通過する国など、海外に所在する場合があります。
当社のプライバシー・ポリシーはjetstar.comより参照できます。プライバシー・ポリシーには、上記に関する詳細情報の他、自分の個人情報にアクセスする方法、およびそれを修正する方法が記載されています。また、プライバシー侵害に関する苦情を呈する方法、および当社が苦情に対応する方法についても説明されています。Jetstar Customer Care at GPO Box 4713, Melbourne, VIC 3001, Australiaまで、書面にてお問い合わせいただくことができます。
4. 予約
4.1 予約成立のタイミング
航空便の予約は、ジェットスターまたは指定代理店が受理・確認済と記録された時点で成立します。要請があれば、当社または当社の指定代理店が書面による予約確認をいたします。お客様がジェットスターまたはその指定代理店以外を通してジェットスター航空便を手配した結果、お客様が被るいかなる損失に対しても、当社は一切責任を負わないものとします。
4.2 支払いの必要性
たとえ航空便を予約しても、ジェットスターが支払いを受け取っていない場合、お客様の運送は行われません。
4.3 予約の再確認(リコンファーム)
ジェットスターの航空便に関する予約の再確認は不要です。ただし、旅行で利用する予定の他の運送人の予約については再確認が必要な場合があります。再確認が必要であるかどうかは、当該運送人にご確認ください。再確認が必要な場合に行われなかった場合、運送人は、お客様の予約を取り消すよう決定する場合があります。ジェットスターから別段の断りがある場合を除き、ジェットスターは乗り継ぎ便への再確認は行いません。
4.4 変更不可の予約
ジェットスターが提供する運賃およびパッケージの種類は複数あり、それぞれ異なる運賃およびパッケージ規則が適用され、金額も異なります。お客様の予約内容は、選択した運賃またはパッケージの種類に適用される運賃規則の定めるところによります。かかる運賃規則は予約時に入手することができます。運賃およびパッケージの規則には、運賃の変更が可能かどうか、および運賃の払戻しが可能かどうかに関する情報が含まれています。運賃およびパッケージの規則、殊に適用される変更手数料および変更に対する制限にご注意ください。
ジェットスターは、随時、それらの手数料または料金を変更する場合があります。手数料または料金の変更が既存の予約に影響を与える場合、当社はjetstar.com上の手数料および料金の情報ページを更新することにより、少なくとも1ヶ月前に変更についての通知を行います。
4.5 特別なお手伝い
通常、お客様が単独で旅行できない場合、すなわち、支援、監督もしくはその両方がなければ安全に旅行できない場合、当社は同伴者なしでの渡航を許可しません。当社には、そのような支援と監督の責任を担うために必要なシステム、スタッフまたは施設はありません。監督が必要な子供は、同伴者なしで旅行した場合、自分自身または他者に混乱や危険をもたらす可能性があるという観点から、単独で旅行ができるとは見なされません。
ただし当社は、介助犬を必要とする顧客および車椅子を必要とする顧客に対応するため、特定の支援サービスを提供します(5.3を参照)。これら特定のサービスが必要な場合は、ジェットスターの予約窓口を通じて手配をしてください。法律で義務付けられていない限り、その他の動物を運送することはできません。
補助犬を同伴してご搭乗されるお客様は、ジェットスターの補助犬を同伴する場合の利用条件に従う必要があります。
同伴する旅客とは、当社の合理的な観点から、単独で旅行でき、かつ同伴している特定の顧客に対し必要に応じて適切な支援、監督またはその両方を提供できる、運賃を支払う旅客を指します。参考として、ジェットスターは、15歳未満の旅客を子供に同伴する適切な旅客とは見なしません。
4.6 座席割当
ジェットスターは、座席の予約に関するお客様の要望に応えるよう努めますが、特定の座席を保証することはしません。お客様が航空機に搭乗した後であっても、安全や保安上の理由、または業務上の理由などにより、当社は随時、座席を変更できます。
何らかの理由により、当社がお客様に対して搭乗クラスを下げるよう求める必要が生じた場合、当社は以下のいずれかの選択肢を用意するものとします。
- 適切な運賃の差額(または、該当する場合はフリークエントフライヤーのポイント)の払戻しをする
- 当社が運航する妥当な代替航空便を提供する
5. 運賃
5.1 運賃に含まれるもの
運賃には、以下のお客様および該当する手荷物許容量の運送が含まれます。
- 予約に記載されている出発地の空港から
- 予約に記載されている到達地の空港まで
5.2 運賃に含まれないもの
旅客運賃には、空港間、または空港と別の場所との間の地上輸送は含まれません。適用される運賃規則に別段の定めがない限り、運賃には食事とリフレッシュメントは含まれません。
ジェットスターは、お客様と手荷物を、指定された航空便のスケジュールの日時通りに輸送することを保証しません。スケジュールは、多岐にわたる理由により予告なしに変更される場合があります。理由には、悪天候、航空交通管理上の遅延、ストライキ、技術上の障害、到着便の遅れなどがありますが、それらに限定されません。発着時刻は、当社による運送契約の一部を構成するものではありません(条項9.1、9.2、9.3を参照)。
5.3 車椅子と介助犬の運送
旅行に介助犬または車椅子が必要な場合、運賃には介助犬または車椅子の運送も含まれます。予約時にジェットスター予約係に必要事項をお伝えください。制限が適用される場合があります。
5.4 払戻しできない運賃
条項4.6、9.1(c)、10.3またはオーストラリア消費者法などの適用法に基づき、運賃の種類には、払戻しできないもの、もしくは一部しか払戻しできないものがあります。詳細情報は、該当する運賃規則をご参照ください。
運賃の払戻しができなくとも、旅行しなかった場合には、燃料および保険のサーチャージ以外の一定の料金または税金の払戻しを請求できる場合があります。ジェットスターが空港または税務当局に支払うため各旅客から収集する手数料または税金が、渡航の中止によってその金額を支払う必要がなくなった場合、当社は合理的な管理手数料を差し引いた金額を払戻します(現行の手数料については手数料および料金を参照)。合理的に発生した管理手数料の額が払戻額より高くなる場合、払戻しは行いません。
5.5 予約に対する支払い
お客様もしくはお客様の代理人は、予約に対する支払いをしなければなりません。必要となるのは以下の支払いです。
- 該当する運賃
- その他、該当するサーチャージ、手数料、税金
- 予約変更に関し該当する金額(変更手数料および運賃の差額が含まれる場合がある)
5.6 通貨
予約の支払いは、ジェットスターが指定した通貨で行う必要があります。
5.7 料金および税金
予約料金には、燃油サーチャージ、料金および諸税、旅客サービス料および安全保安料が含まれます。さらに、第三者向けの旅程領収書には記載されていない追加の料金、手数料および税金の支払いを請求される場合があります。たとえば、国際空港を出発するに際し、出国手数料、料金または税金等が旅客に対して直接請求されることがあります。かかる手数料の金額は、お客様の予約には記載されません。
政府当局が出発前に運送人に対して強制徴収分の手数料または税金を課した場合、またはかかる手数料等を引き上げた場合、当社はかかる手数料等を旅客に請求します。ただし、かかる請求が法律で認められている場合に限ります。
6. 変更
6.1 航空券の譲渡禁止
予約は、他者が使用するために供与もしくは売却することはできません。法で義務付けられる場合、または適用される運賃規則で規定される場合を除き、予約を他人に譲渡することはできません。お客様本人以外の人物がお客様の予約で旅行するために現れ、本人でないことが判明した場合、当社は当該人物の運送を拒否するものとします。ただし、予約が譲渡されたことに当社が気づかず当該人物を運送した場合や、当該人物に払戻しを行った場合、当社はお客様に対し代替の予約を提供したり払戻しをしたりする義務はないものとします。
適用される運賃規則によっては、該当する運賃差額と変更手数料を支払えば、旅客の名義を変更し新しい予約を作成できる場合があります。
6.2 予約および旅行日
(a)利用便未定の予約禁止
運賃規則に別段の規定がない限り、利用便未定のまま予約を入れることはできません。予約は、特定航空便による旅行を対象とする必要があります。
(b)フリークエントフライヤー特典引換えを利用した旅行
フリークエントフライヤー特典引換えを利用した予約には、該当するフリークエントフライヤープログラムの規則が適用されます。規則には、予約有効期間が含まれる場合があります。予約の変更は、有効期間がある場合には、規則によって定められた有効期間内の航空便を対象とするものでなければなりません。
6.3 予約番号
予約番号は、他人が使用できないよう安全に保管しなければなりません。
7. 手荷物
7.1 手荷物許容量
お客様は、本運送約款に準拠することを前提に、無料で所定の量の機内持込手荷物を運ぶことができます。座席を利用しない幼児には、機内持込手荷物許容量は適用されません。
運賃またはパッケージの種類によっては、受託手荷物許容量が含まれていないものがあります。詳細情報は、該当する運賃およびパッケージの規則をご参照ください。かかる運賃規則は予約時に入手することができます。機内持込手荷物および受託手荷物の現行の許容量と制限事項は、ウェブサイトに掲載されています。なお、それらは変更される場合があります。機内持込手荷物および受託手荷物に関して、ジェットスターによる制御が可能な範囲内で、該当する無料機内持込手荷物許容量または制限事項が変更され、それによって予約された旅行に影響を及ぼす場合、当社はウェブサイトの手荷物セクションを更新するか、もしくは法律で定められた方法に基づく通知により、少なくとも1ヶ月前に変更についての通知を行います。
渡航を中止した旅客は、同じ旅程で渡航する他の旅客はじめ、いかなる他者に対しても、使用しない自分の機内持込手荷物許容量を譲渡することはできません。
7.2 持込禁止物品
当社は以下の持込禁止物品を運送しないものとし、お客様はかかる物品を機内に持ち込んではならないものとします。
- 適用される国内外の法、規制もしくは指令により、いかなる航空機にも持込みが禁じられている物品。
- あらゆる種類の武器(例外については7.3を参照)。
- 国際民間航空機関(ICAO)の「危険物の安全な航空輸送に関する技術指示」または国際航空輸送協会(IATA)の「危険物取扱規則」に記載されている、航空機もしくは搭乗者または機内の設備に損害が及ぶ恐れのある物品、もしくは危険になる可能性がある物品、または危険物。要請に応じ、詳細情報を提供いたします。
- 危険、安全でない、または重量、サイズ、形、特性により、もしくは壊れやすい、腐敗しやすいなどの理由で、妥当な観点から当社が運送に適さないと判断したものをはじめとする、当社が禁止物品であると判断した他の物品。
- リチウム電池などの危険物が組み込まれたブリーフケースおよびアタッシュケース。
- 動物(許可された介助用動物以外)。
- 火工品、催涙ガス、ペッパースプレーなど身体機能を妨害する器具など、刺激性または身体機能を奪う物質を含むものは固く禁じられています。
お客様が持込禁止物品を所持していることが判明した場合、当社は、お客様に通知することなく当該物品を処分する等、当該状況の下で適切かつ妥当と思われる処置を講じることがあります。
禁じられているにもかかわらずお客様が持込禁止物品を機内に持ち込んだ場合、当社はかかる物品に生じた損失または破損に対し、一切の責任を負わないものとします。
7.3 銃火器
当社は、狩猟用またはスポーツに使用する銃器と弾薬を受託手荷物として運送することに合意する場合があります。その場合、適用される国内外の法や規制に従って梱包されている必要があります。当社の許可は、当社の裁量により差し控えられる場合があります。狩猟用またはスポーツ用の銃器および弾薬に関する運送の申請は、お客様の予定出発日の少なくとも2営業日前までに提出するものとします。
7.4 受託手荷物に関する制限
旅客は以下のいずれをも受託手荷物に入れてはならないものとします。
- 壊れやすい物品、傷つきやすい物品、または腐敗性のある物品
- コンピュータ
- 現金、宝石、貴金属、銀製品等の貴重品
- 融通手形、株券、証券、またはその他の有価証券類
- カメラ
- 電子機器
- 商品またはビジネス文書
- 旅券などの渡航用書類
手荷物の紛失または損傷に対する当社の法的責任は限定的なものです(以下の条項15を参照)。お客様が本運送約款に違反して物品を携行した場合、当社は当該物品のいかなる破損、紛失、破壊に関する賠償請求に対しても、可能な限りのあらゆる抗弁を行使します。
7.5 機内持込手荷物に関する制限
すべての機内持込手荷物は、適用されるサイズと重量の制限すべてに従う必要があります。ナイフ、鋭利なもの、切断用の道具は、金属その他のいかなる材料であっても、またいかなる種類や長さのものであっても機内持込手荷物に入れることはできません。これらの物品は受託手荷物に入れる必要があり、機内持込手荷物に入れたり身に着けたりして携帯することはできません。携帯している場合、それらの物品は没収され返却されません。
皮下注射針を携帯する旅客は、保安検査の際に申告する必要があります。可能な場合、旅客は関連する症状があることを確認する文書または証明書を提出しなければなりません。医薬品は、当該医薬品を特定する専門的に印刷されたラベルが付いているか、もしくは製造者名または薬局のラベルが貼付されていなければなりません。質問がある場合は、ジェットスターまでお問い合わせください。
受託手荷物としてではなく機内持込手荷物として携帯することを拒否した物品に対し、当社は一切の責任を負わないものとします。
7.6 空港での超過手荷物
許容量を超える機内持込手荷物を機内に持ち込むことはできません(7.1を参照)。受託手荷物許容量を超える受託手荷物に対しては、料金が適用されます。現行料金は受託手荷物をご参照ください。ジェットスターは、超過手荷物を運送できない場合があります。
7.7 検査
ジェットスター、政府、または空港職員が以下を求める場合があります。
- お客様に対する着衣および身体検査または審査に応じるよう求めます。
- 調査または検査のために、お客様の手荷物の提出を要求します。
- 旅客の立会いの有無にかかわらず、旅客の手荷物を検査します。
検査や審査の結果によって、またはお客様が身体検査もしくは手荷物検査に応じなかった場合に、当社はお客様およびお客様の手荷物の運送を拒否し、お客様の手荷物を政府または空港の職員に引き渡す場合があります。
関連条約またはその他の適用法等に他の規定がある場合を除き、検査または審査によって損害を受けたお客様、または検査もしくはX線が原因で毀損したお客様の手荷物や手荷物から出した所持品に関して、当社は一切の法的責任を負わないものとします。ただし、それが当社の不注意によるものである場合はその限りではありません。
8. 搭乗手続き
8.1 搭乗手続き締切時間
搭乗手続きには締切時間が適用され、厳守されるものとします。航空機が定刻通りに出発できるよう、必ず指定された時間に搭乗口にいるようにしてください。搭乗手続き締切時間後に搭乗手続きを行うことはできません。オーストラリア消費者法など適用される法律に基づき、搭乗手続き締切時間後に到着した場合は、支払った運賃の全額を失う場合があります。搭乗口に遅れて到着した場合、航空機はお客様を待つことはしません。搭乗口で搭乗手続きを行うことはできません。搭乗手続きのオプションについては、jetstar.comをご参照ください。
8.2 搭乗手続きに際して
子供を含むすべての旅客は、搭乗手続きの際に予約番号、渡航用書類(3.1を参照)および適切な身分証明書を提示する必要があります。自身の座席を必要としない幼児については、出生証明書など、年齢を証明するもの(2歳以下)が必要な場合があります。搭乗手続きの際に必要な渡航用書類および身分証明書を提示しない場合、渡航を許可されない場合があります。すべての海外旅行については、必要な有効期間がある有効な旅券が必要です。
搭乗手続きの際には、搭乗券と、受託手荷物がある場合には手荷物預かり証を発行します。渡航の間はこれらを保管するようにしてください。
8.3 遅刻した場合
搭乗手続きまたは搭乗口への到着が遅れた場合(条項8.1)、予約は失われ、払戻しはされません。ただし、適用される運賃規則、または本運送約款(条項9.1(c)を含む)に他の規定がある場合、ジェットスターが他の内容を通知した場合、または条約やオーストラリア消費者法などの法律で義務付けられている場合は、その限りではありません。
条約またはオーストラリア消費者法など適用法に別段の規定がある場合を除き、お客様が遅刻により被った損失または損害に対し、当社は一切の法的責任を負わないものとします。
9. スケジュール、遅延または欠航
9.1 スケジュール
(a) ジェットスターは、お客様と手荷物を、指定された航空便のスケジュールの日時通りに輸送することを保証しません。スケジュールは、多岐にわたる理由により予告なしに変更される場合があります。理由には、悪天候、航空交通管理上の遅延、ストライキ、技術上の障害、到着便の遅れなどがありますが、それらに限定されません。発着時刻は、当社による運送契約の一部を構成するものではありません。
(b) 当社または指定代理店は、当社が予約を受理する前に航空便の出発予定時刻をお客様に伝え、お客様の旅程領収書に記載します。当社は、旅程領収書の発行後に航空便の出発予定時刻を変更する必要がある場合があります。お客様が当社または指定代理店に連絡先を知らせている場合、当社または当該指定代理店は、お客様に変更を通知するよう努めます。旅客にはいずれの場合も予約した航空便を利用する前に、発着時刻に変更がないことを確認してください。条約またはオーストラリア消費者法など適用法に別段の規定がある場合を除き、お客様が発着時刻の変更の有無を確認しなかったために被った損害に対し、当社は一切の法的責任を負わないものとします。
(c) お客様が予約の支払いをした後に、当社が制御可能な事態により、お客様の航空便に大幅な変更が生じた場合、当社は以下いずれかの方法で対応します。
- お客様の予約した到達地に向かう当社運航便で、次に空席がある最初の便(または複数便の組合せ)を、追加料金なしで再予約する
- お客様の選択により、該当する運賃を払い戻す
大幅な変更でなくても、お客様が受諾できる別の航空便を当社または当社の指定代理店が予約できず、かつ、変更によってお客様が意図した目的のために当該予約を使えなくなった場合、当社は該当する運賃を払戻します。
お客様はオーストラリア消費者法の下で、賠償を受ける権利を有する場合もあります。
本運送約款、条約、またはオーストラリア消費者法など適用法で別段の規定がある場合を除き、時刻の変更または欠航に起因してお客様に発生した代金または費用の支払いに対し、当社は一切の責任を負わないものとします。
(d) 路線の運休
お客様が予約済みの航空便を、路線の運休により欠航する場合、当社は以下いずれかの方法で対応します。
- 当社運航による同じ到達地への代替経路にて次の利用可能な航空便(または複数の航空便の組合せ)の座席を提供する(空席がある場合)。また、接続便を当社にて手配済みの場合は、次の利用可能な接続便の座席を提供する
- お客様の選択により、該当する運賃を払い戻す
お客様はオーストラリア消費者法の下で、賠償を受ける権利を有する場合もあります。
9.2 不可抗力の事態による変更
お客様が搭乗手続き済みか否かにかかわらず、不可抗力の事態によりお客様の航空便に大幅な変更が生じた場合、当社は以下いずれかの方法で対応します。
- 当社運航の空席がある次の利用可能な便を、追加料金なしで再予約するよう合理的な努力をする
- お客様が利用できる便を再予約できない場合は、旅行の目的が無効の航空便クレジットを提供する
お客様はオーストラリア消費者法の下で、賠償を受ける権利を有する場合もあります。
オーストラリア消費者法など適用法に別段の規定がない限り、遅延または欠航に起因してお客様に発生した代金または費用の支払いに対し、当社は一切の責任を負わないものとします。
9.3 航空便接続対応なし
Jetstarから別段の断りがある場合を除き、各々の運航の後に、お客様は受託手荷物を受け取るものとします。手荷物の引き取りと再度の預け入れをするため、予約時に、最初の航空便の到着時間と次の航空便の出発時間との間に十分な時間を取るようにすることは旅客の責任です。詳細については、jetstar.comをご参照ください。
10. 運送拒否/搭乗拒否
10.1 運送拒否
以下のいずれかの状況が発生した場合、または当社が合理的に判断した結果、かかる状況が予測される場合、たとえお客様が予約済みであっても、当社はお客様および手荷物の運送を拒否することがあります。
- お客様またはお客様の手荷物の運送により、航空機の安全または航空機の乗客・乗務員の安全、もしくは健康に危害が及ぶ可能性、または危険にさらす可能性がある場合。
- ジェットスターまたは他のカンタスグループのスタッフ、請負業者、または他の顧客に対して、脅迫的、虐待的、暴力的、嫌がらせ、侮辱的または攻撃的な方法で行動した場合。
- お客様またはお客様の手荷物の運送により、乗客・乗務員の快適性に実質的な影響が出る可能性がある場合。
- お客様を輸送することが、お客様が旅行中または出発しようとしている国や州の政府の法律、規制、命令または入国管理局の指示に違反する場合、またはお客様が渡航先の国または州への入国や入境を許可されないと当社が合理的に判断した場合。
- 政府、政府機関、または規制当局がお客様を搭乗させないよう当社に指示した場合。
- お客様が身体検査または手荷物検査に応じなかった場合。
- お客様が渡航先の国や州への入国や入境に必要な書類を含め、必要な書類がすべて揃っていないと思われる場合。
- お客様が適用法令、規則もしくは命令のいずれか、または本運送約款に従わない場合。
- お客様が搭乗手続き締切時間までに搭乗手続きを済ませない場合(8.1)、または時間通りに搭乗口に到着しない場合。
- お客様が当社または他のカンタスグループまたは請負業者の職員による安全上または保安上の指示に従わなかった場合。
- お客様が当社の医療上の必要条件を遵守していない場合(3.4を参照)。
- お客様が旅行全体で有効な旅行または健康に関する書類をお客様が提示しない、または提示できないため(ジェットスターから要求された場合、COVID-19ワクチン接種状況やCOVID-19検査の陰性結果を示す根拠の確かな証拠を含む)場合。
- 特定の介助を必要とするお客様が当社に対して事前の手配を行わなかった場合(4.5を参照)。
- お客様が酒酔い状態にある場合、または旅客に酒もしくは薬物の影響が見られる場合。
- お客様が薬物を不法に所持している場合、または当社が合理的にそのような判断をした場合。
- お客様が、本人、航空機または乗客・乗務員に危害を及ぼすような精神状態または身体状態にある場合。
- お客様が当社の地上職員または乗務員に対し、脅迫、罵倒もしくは侮辱するような表現を使用する等、威嚇的な振舞いをした場合。
- お客様が出発の際に空港にいるとき、搭乗手続き中または搭乗中、もしくは機内において犯罪行為をした場合。
- お客様が当社または他のカンタスグループまたは請負業者の職員の業務を故意に妨害した場合。
- お客様が航空機または乗客・乗務員を危険にさらした場合。
- お客様が履物を履いていない場合。
- お客様が当社の資産を故意に損壊した場合。
- お客様が脅迫行為を働いた場合。
- お客様が以前空港でまたは運航中に不正行為をし、今回は不正行為をしないと当社が確信できない場合。
- 利用を希望している予約に名前が記載されている本人であることをお客様が証明できない場合。
- 予約が以下の場合:
- 代金が支払われていない。
- 譲渡された。
- 違法に取得した。
- 当社または指定代理店以外の者から取得した。
- 当社または指定代理店以外の者が改竄をした。
- 偽造等の理由により無効である。
- お客様が、乗り継ぎ旅客として降機した国に、許可なく入国を試みようとしていると思われる場合。
- お客様が当社の係員に渡航書類または入境や入国に必要な書類の提出や提示を拒否する、もしくはそのコピー作成許可を拒否する、もしくは運航中に渡航用書類を破棄した場合。
当社は本条項10.1に示すいずれの状況においても、当社は、お客様が搭乗後でも機外に退去させ、一切の法的責任を負うことなく旅程領収書に記載されたそれ以降の航空便に関する予約をすべて取り消すことができます。
10.2 旅客運送拒否の通知
当社は、当社の運航する輸送サービスにおいて旅客の運送を行わない旨を旅客に対して書面で通知した上で、旅客および旅客の手荷物の運送を拒否する権利を有するものとします。当該通知には、適用期間が詳しく記載され、お客様に対し、予約しないよう、もしくは、他者に自分のために予約を依頼または許可しないよう求める場合があります。お客様が通知の有効期間中に渡航を試みた場合、当社は運送を拒否します。
10.3 オーバーブッキング
予約済みのスケジュールされた航空便がオーバーブッキングであるために搭乗を拒否された場合、当社は、お客様が本来の到着予定時間後の適切な時間内に到達地点に到着できるよう、合理的な努力をします。それがお客様にとって不都合であり、渡航の中止を選択した場合は、払戻しを請求できます。本来の到着予定時間後の適切な時間内にお客様を到達地まで運送しなかった場合、当社はオーストラリア消費者法(補償を受ける権利を有する場合がある)など適用法に基づいて義務付けられる対応、もしくは、適用法がない場合は当社のポリシーに基づく補償および対応を行います。この条項10.3は、お客様が搭乗手続きの締切時間に遅れ、条項8.1に記載された搭乗要件を満たさない場合、もしくは当社が旅客運送拒否権を行使した場合には適用されません。
お客様の荷物を機内持込手荷物として機内で対応できない場合、受託手荷物として機内に収納してもよいかどうか、お客様に尋ねる場合があります。このような場合、対象となる受託手荷物に料金は課されません。
11. 機内での行為
11.1 指示の遵守
旅客の快適性、安全性および治安の最大化を図るため、お客様は機内で以下を遵守するとともに、ジェットスターの乗務員によるその他すべての指示に従うものとします。
- 機内持込手荷物は、お客様の前の座席の下または頭上の収納部に収納すること。
- 飛行中、機内持込手荷物が移動する場合があるため、頭上の収納部を開ける際は注意すること。
- 着席中はシートベルトを締めること。
- 乱気流の際は着席し、シートベルトをしっかりと締めること。
- 特に航空機が飛行場内を移動中は、指示に従い、着席していること。
- 携帯電話、ノートパソコン、レコーダー、ラジオ、CDプレーヤー、電子ゲーム、レーザー製品または送信機器、トランシーバー、リモコン式玩具または無線操縦式玩具等、飛行中の通信を妨害する恐れのある電子機器を一切使用しないこと。お客様が当社の求めに応じない場合、当社は運航の終了まで、当該機器を預かる場合があります。補聴器および心臓ペースメーカーの使用は認められています。
- 喫煙をしないこと。
- 電子タバコや加熱式タバコなどの使用や充電をしないこと。
- アルコール飲料を飲む場合は、ジェットスターが機内でのアルコールサービスの一環として提供しているアルコール飲料に限り、節度を守って飲むこと。搭乗前に購入したアルコール類を機内で飲むことは禁じられています。
- 幼児用シートは指示に従って使用すること。
- 乗務員が妥当な判断の下に旅券またはその他の渡航用書類の提出を求めた場合、運航サービスの終了まで乗務員の元に預けること。
- 他の旅客が一般に不快と感じるような振舞いをしないこと。
11.2 旅客の行動の抑制
当社は、旅客全員の快適性、安全性および治安を維持できるよう、考えられるあらゆる合理的な措置を講じます。必要な場合、以下のような行動を取ったお客様に関して、当社はお客様を拘束する、または航空便の如何、場所の如何を問わず機外へ退去させることができます。
- お客様が航空機、搭乗者、または機内にある器物に危害を加えるような行為をした場合。
- 乗務員の業務を妨害した場合、または乗務員の指示に従わない場合。
- 他の旅客が一般に不快と感じるような振舞いをした場合。
- 機内で乗務員の業務を妨害した場合。
- 航空機もしくは機内の機器に妄りに触れたり、干渉したりした場合。
当社がお客様に機外退去を命じた場合、当社はお客様に対しジェットスターの航空便によるそれ以上の運送を拒否し、かつ、機内での違反行為について告訴する場合があります。
11.3 許しがたい行為に起因する到達地変更にかかる費用
お客様が当社の運送約款が定める要件、もしくは条項11.1に記載された行動を遵守しないことに起因して、当社が航空機の到達地を予定外の場所に変更した場合、お客様は到達変更にかかった費用として妥当な額を当社に支払うものとします。
11.4 禁煙
ジェットスター航空機内、オーストラリアの空港ターミナル内および駐機場などでは喫煙は認められていません(電子タバコや加熱式たばこなどの使用も含みます)。
12. 運航終了後
12.1 受託手荷物の受取り
旅客は受託手荷物の受取り準備ができ次第、受託手荷物を受け取るものとします。
12.2 受託手荷物が見当たらない場合
受託手荷物が見当たらない場合は、当社に手荷物合符を提示してください。当該手荷物の受取りが認められるのは、手荷物合符の発行を受けた者に限られます。
12.3 当社による受託手荷物の引き渡し
当社が預かる手荷物の所有権を主張するお客様が手荷物合符を所持していない場合、当社は以下の場合に限り、お客様に当該手荷物を引き渡すものとします。
- 旅客が所有権を証明するための十分な証拠を提示した場合。
- 引き渡しにより損失、損害または費用が発生した場合に、旅客が当社に対してその一切を補償するという内容の誓約書を書いた場合。
- 当社による、その他の妥当な指示に従った場合。
12.4 当社による受託手荷物の処分
航空便の利用日から28日以内に受取りがなく、かつ受取りの要請がない受託手荷物は、お客様に通知することなく売却または処分されるものとし、それに対し当社は一切の法的責任を負わないもとします。
お客様が降機時に機内に置き忘れた所持品(当社の過失による紛失である場合を除く)、または空港ターミナルもしくはラウンジに置き忘れた所持品が紛失した場合、当社は一切の法的責任を負わないものとします。
12.5 他人の手荷物を受け取った場合
ターンテーブルから間違った手荷物を回収してしまった場合、お客様は自己責任および費用の自己負担において、当該手荷物を受け取った空港の手荷物引渡担当職員または空港責任者の元に速やかに返却するものとします。
13.1 入国拒否
お客様が入国を拒否され、政府または政府当局が当社に対し、お客様を出発地または他の国へ退去させるよう命じた場合は、以下のように対応します。
- お客様は、拘留費用および、復路またはその他の運賃を支払わねばならない。
- 当社は独自の裁量において、予約したが未使用の運航に対する運賃を含む当社の払戻額から、復路またはその他の運賃(未払いの場合)を差し引くことができる。
- 当社は、お客様が入国を拒否された場所までの運送に対する運賃の払戻しを行わない。
13.2 費用の払戻し
お客様が入国を拒否されたこと、お客様が法令、規則、命令もしくは義務を遵守しなかったこと、またはお客様の行為、健康状態もしくは病状のために、これらの理由のために、当社が罰金もしくは違約金の支払いを命じられた、または当社に費用、損失もしくは損害(以下「損失」とする)が発生した場合、お客様は一切の損失並びに法的処理費用およびその他の発生した合理的な費用を、当社に対し賠償するものとします。当社は独自の裁量において、予約したが未使用の運航に対する運賃の払戻し分から、当該金額を差し引くことができるものとします。
14. 条約および法律の適用
国際運送は、該当する範囲で条約によって統制され、条約が適用されない場合は、適用法により統制されます。オーストラリア国内のみで国際区域を含まない旅行の場合は、改正された1959年航空(運送人の責任)法(Cth)の規定(またはこれに代わる法令)に準拠し、州内の旅行の場合は補完的州法およびオーストラリア消費者法に準拠します。渡航全体が海外司法管轄区域内である場合は、当該司法管轄区域内に適用される同等の法律により統治されます。
死亡または傷害、手荷物または遅延に対する当社の法的責任は、条約または適用法の制限を受ける場合があります。
15. 損害に対する法的責任
15.1 排除
本運送約款に記載されている内容およびオーストラリア消費者法など適用される法律で許可されている範囲外について、当社は運送に関連するいかなる形で発生したいかなる経費、費用、紛失または損害に対する法的責任をも排除するものとします。
15.2 お客様による過失
お客様に損害の原因または過失がある場合、適用される法律に基づき当社の法的責任が縮減される場合があります。
15.3 運送約款
本運送約款は、当社のお客様に対する法的責任を規定します。お客様の旅行に関与した他の運送人の法的責任は、当該運送人の運送約款に基づいて決定されます。
15.4 お客様の死亡、負傷または遅延に対する当社の法的責任
(a) オーストラリア
- お客様の渡航がオーストラリア国内のみで国際区域を含まない場合は、改正された1959年航空(運送人の責任)法(Cth)の規定(またはこれに代わる法令)、もしくは補完的州法に準拠します。
- お客様の渡航が2019年10月1日以前に発生し、国際運送でなくオーストラリア国内のみの場合は、お客様の身体傷害または死亡に対する当社の賠償責任額は、725,000豪ドルが限度となります。
- お客様の渡航が2019年10月1日以後に発生し、国際運送でなくオーストラリア国内のみの場合は、お客様の身体傷害または死亡に対する当社の賠償責任額は、925,000豪ドルが限度となります。
(b) 国際運送
- お客様の渡航が2019年12月28日以前に発生し、国際運送とモントリオール条約が適用される場合:
- 航空機内または搭乗中もしくは降機中の事故に起因する死亡または身体傷害に対する損害賠償の最高額113,100 SDR(約218,000豪ドル)に関し、当社はその責任賠償額を排除または制限しないものとします。ただし、お客様側にその原因または一因となる過失があった場合は、適用される法に基づき当社の賠償責任範囲が狭められる場合があります。
- 死亡または身体傷害に対する損害賠償額について、当社が以下を立証した場合は、1人当たりの損害賠償が113,100 SDR(約218,000豪ドル)を超える限度において、当社は賠償責任を負わないものとします。
(i)当該損害が当社または当社の代理店の不注意、不正行為、または怠慢に起因するものでないこと。または、
(ii)当該損害が全面的に第三者の不注意、不正行為、または怠慢に起因するものであること。
- お客様の渡航が2019年12月28日以後に発生し、国際運送とモントリオール条約が適用される場合:
- 航空機内または搭乗中もしくは降機中の事故に起因する死亡または身体傷害に対する損害賠償の最高額128,821 SDR(約248,000豪ドル)に関し、当社はその責任賠償額を排除または制限しないものとします。ただし、お客様側にその原因または一因となる過失があった場合は、適用される法に基づき当社の賠償責任範囲が狭められる場合があります。
- 死亡または身体傷害に対する損害賠償額について、当社が以下を立証した場合は、1人当たりの損害賠償が128,821 SDR(約248,000豪ドル)を超える限度において、当社は賠償責任を負わないものとします。
(i)当該損害が当社または当社の代理店の不注意、不正行為、または怠慢に起因するものでないこと。または、
(ii)当該損害が全面的に第三者の不注意、不正行為、または怠慢に起因するものであること。
- モントリオール条約が適用される場合の旅客の延着かつ:
- お客様の渡航が2019年12月28日以前に発生した場合、社が当該損害を回避するために必要なすべての対策を講じた、または当社がそのような対策を講じることは不可能であったことを当社が立証できる場合を除き、当社は補償可能な損害に対して法的責任を負います。モントリオール条約に基づく当社の賠償責任額は、4,694 SDR(約9,054豪ドル)が限度となります。または
- お客様の渡航が2019年12月28日以後に発生した場合、当社が当該損害を回避するために合理的に必要とされ得るすべての対策を講じた、または当社がそのような対策を講じることは不可能であったことを当社が立証できる場合を除き、当社は補償可能な損害に対して法的責任を負います。モントリオール条約に基づく当社の賠償責任額は、5,346 SDR(約10,312豪ドル)が限度となります。
- ワルソー条約が適用される旅客の延着の場合、当社が当該損害を回避するために必要なすべての対策を講じた、または当社がそのような対策を講じることは不可能であったことを当社が立証できる場合を除き、当社は補償可能な損害に対して法的責任を負います。
- ワルソー条約もモントリオール条約も適用されない場合は、異なる限度が適用される場合があります。
(c) ニュージーランド
- お客様の渡航がニュージーランド国内のみで国際運送を含まない場合は、以下のとおりです。
(i) いかなる旅客についても、事故時点で、事故に起因する身体的傷害が2001年災害補償法(ニュージーランド)の補償対象となる場合は、死亡または傷害に対する当社の補償責任は排除されます。
(ii) 運送約款(2.3を参照のこと)、または習慣法、または国会制定法の規定、法令、または現地当局の規則に基づき発生する、傷害または死亡に対する補償責任が2001年災害補償法(ニュージーランド)の補償対象となっていない場合、当該補償責任が当社の不注意に起因するか否かにかかわらず、補償総額は、100,000ニュージーランドドル(訴訟費用を含む)を限度とします。
(iii) お客様が利用した運送手段の遅延のため旅客に起因する損害に対する当社の賠償額は、1990年災害補償法(ニュージーランド)によって、遅延により旅客が被ったと立証された損害額、もしくは当該運送手段に支払われた総額の10倍のうちいずれか金額の少ない方と定められています。
(d) 欧州共同体
旅客が航空券を欧州共同体の圏内で購入し、当該圏内で発着する航空便に搭乗する場合、以下のとおりとします。
- 当社は、遅滞なく、かついかなる場合でも、補償を受ける権利を有する自然人の判明後15日以内に、被った艱難の程度に基づいて、さしあたっての金銭的必要性に対処し得るよう、前払いをします。
- 旅客が死亡した場合、前払金は旅客1人当たり16,000 SDR(約30,865豪ドルまたは約19,364ユーロ)に相当する額を下回ってはならないものとします。
- 前払金の支払いにより当社が賠償責任を認めたことにはならず、当社がその後賠償責任額を支払う場合、当該金額から前払金額を差し引くことができるものとします。
前払金は以下のいずれかの場合を除き、返金されないものとします。
- 損害が、当該旅客もしくは支払いを受けた人の過失に起因するものであることを当社が立証した場合。
- 支払いを受けた人が補償を受ける権利を有していなかったことを当社が立証した場合。
(e) 総則
- お客様の身体的状態に起因する疾患、傷害もしくは障害(死亡を含む)、またはかかる身体的状態の悪化に対して、適用法で規定される場合を除き、当社は一切の責任を負わないものとします。
15.5 手荷物の損傷に対する法的責任
(a) オーストラリア
- お客様の渡航が2019年10月1日以前に発生し、国際運送でなくオーストラリア国内のみの場合は、紛失または損害に対する当社の賠償責任は搭乗者1人当たり、受託手荷物の場合は1,600豪ドル、機内持込手荷物の場合は160豪ドルを限度とします。
- お客様の渡航が2019年10月1日以後に発生し、国際運送でなくオーストラリア国内のみの場合は、紛失または損害に対する当社の賠償責任は搭乗者1人当たり、受託手荷物の場合は3,000豪ドル、機内持込手荷物の場合は300豪ドルを限度とします。
(b) 国際運送
- 受託手荷物の損害に関する当社の賠償責任は、条約により限定されます。ただし、当該損害の原因となる行為または不作為が、損害を招く意図もしくは過失による行為であったこと、および損害が生じる可能性を認識した上での行為であったことをお客様が立証した場合を除きます。
- モントリオール条約が適用される場合かつ:
- お客様の渡航が2019年12月28日以前に発生した場合、受託手荷物と機内持込手荷物の両方を合わせて1,131 SDR(約2,181豪ドル)を限度とします。ただし、モントリオール条約第22条第5項が適用される場合はその限りでなく、これらの制限は適用されません。受託手荷物に欠陥があった場合、当社は賠償責任を負わないものとします。当社に落ち度があった場合、当社は機内持込手荷物についてのみ賠償責任を負います。または
- お客様の渡航が2019年12月28日以後に発生した場合、受託手荷物と機内持込手荷物の両方を合わせて1,288 SDR(約2,484豪ドル)を限度とします。ただし、モントリオール条約第22条第5項が適用される場合はその限りでなく、これらの制限は適用されません。受託手荷物に欠陥があった場合、当社は賠償責任を負わないものとします。当社に落ち度があった場合、当社は機内持込手荷物についてのみ賠償責任を負います。
- ワルソー条約が適用される場合は、影響を受けた受託手荷物1キロ当たり250フラン(約32豪ドル)、機内持込荷物は5,000フラン(約640豪ドル)を限度とします。ただし、ワルソー条約第25条が適用される場合は、これらの制限は適用されません。
- ワルソー条約もモントリオール条約も適用されない場合は、異なる限度が適用される場合があります。
(c) ニュージーランド
- ニュージーランド国内のみで国際運送を含まない渡航の場合、紛失または損傷に対する当社の賠償責任は、受託手荷物1つにつき2,000ニュージーランドドルを限度とします。機内持込手荷物の紛失または損傷については、当社の不注意に起因するものでない限り、当社は賠償責任を負いません。当社の不注意に起因する場合は、2,000ニュージーランドドルを補償限度とします。手荷物の紛失または損傷の原因がお客様の不注意にかかわる場合は、適用される法律に基づき、当社は全面的または部分的に賠償責任を負わない場合があります。手荷物に関する当社の賠償責任は、本運送約款に別の規定がない限り、Contract and Commercial Law Act 2017 (パート5)(ニュージーランド)に準拠します。
(d) 総則
- 当社の賠償責任対象範囲は、当社の航空会社コードの下で予約された航空運送中に発生した損害に限られます。別の運送人が運航する航空便で手荷物を受託する場合、当社は当該運送人の代理人として受託するに過ぎません。ただし、受託手荷物に関し、お客様には最初の運送人または最後の運送人に対して訴訟を起こす権利が認められる場合もあります。
- 機内持込手荷物の損害については、当該損害がお客様の不注意に起因する範囲に対しては、当社は賠償責任を負わないものとします。
- 当社はお客様の手荷物に起因する損害に対しては、一切の賠償責任を負わないものとします。お客様の手荷物により他の人または物(当社の物を含む)に損害が発生した場合は、お客様が賠償責任を負うものとします。
- 当社は、多少の引っ掻き傷、擦り減り、へこみおよび切り込みなど、手荷物に付いた通常の磨耗傷および裂傷に対しては賠償責任を負わないものとします。
- 受託手荷物の重量が手荷物受領書に記録されていない場合は、適用される運送クラスの手荷物許容量を超えていないものと見なします。
15.6 条件または保証違反に対する法的責任
オーストラリア消費者法などの法律で認められる限り、当社は運送に関連するいかなる形で発生したいかなる経費、費用、紛失または損害に対する法的責任をも排除するものとします。
16. お客様による申立て(クレーム)
16.1 身体傷害または死亡に関する申立て(クレーム)
- 当社に対し身体傷害または死亡に関する申立てをしたい場合、お客様またはお客様の代理人は、できるだけ早く書面にて当社に通知する必要があります。
- ニュージーランド国内のみの渡航の場合:事故時点で、事故に起因する身体的傷害が2001年災害補償法(ニュージーランド)の補償対象となる場合、お客様またはお客様の代理人は、2001年災害補償法(ニュージーランド)で規定された方法に基づいて申立てを提出する必要があります。
16.2 手荷物に関する申立て(クレーム)
手荷物合符を有する人が受託手荷物の受取時に苦情を申し出なかった場合、それは受託手荷物が良好な状態で運送規約の規定どおりに受渡しされたことを示す合理的な証拠となります。ただし、旅客が反対証拠を提示した場合を除きます。
受託手荷物または機内持込手荷物の紛失または損傷に関する申立ては、下記の期限内に書面にて提出しなければなりません。
国内運送:
- 受託手荷物の損傷、紛失または一部の破壊については、お客様がそれ以外の手荷物を受け取った日から3日以内。
- 受託手荷物全体の紛失または破壊については、お客様が当該手荷物を受け取る予定だった日から21日以内。
- 機内持込手荷物の損傷、紛失または破壊については、3日以内。
国際運送:
- 受託手荷物の損傷については7日以内。
- 延着の場合、受託手荷物が受け取り待ち状態になった日から21日以内。
これらの期限が過ぎた場合、お客様は申立てをする権利を失います。
当社に対し、受託手荷物または機内持込手荷物の紛失または損傷に対する申立てをしたい場合は、到着した空港で当該手荷物を提示してください。
16.3 衣服への損害
何らかの状況でお客様が機内で着用した衣服または機内に持ち込んだ衣服への損害があった場合は、直ちに当社の乗務員に報告するものとします。
16.4 訴訟の期限
法律による別段の定めがある場合、または本運送約款のいずれかの規定に基づきお客様の損害賠償請求権がすでに失効している場合を除き、以下いずれかの日から2年以内に裁判所に対し損害賠償請求を起こさない場合、お客様は損害賠償請求権を失うものとします。
- お客様が到達地に到着した日
- 航空機の到着予定日、または
- お客様の運送が終了した日
期限の算出方法は、事件の審理が行われる裁判地の法律によるものとします。
17. 総則
- 当社が法令もしくは政府の定める規則の一切を遵守した結果、またはお客様が当該法令等を遵守しなかった結果生じた損害に対して、当社は一切責任を負わないものとします。
- 本運送約款(すべての賠償責任の排除もしくは制限を含む)は、当社に対すると同じ範囲で、指定代理店、当社従業員、レプレゼンタティブおよび代理人に対しても適用され、それらは本約款の受益者となります。
- お客様が指定代理店、当社従業員、レプレゼンタティブおよび代理人から回収できる賠償額の合計は、当社に適用される賠償総額を超えないものとします。
- オーストラリア消費者法などの適用法に基づき、かつ本運送約款に別段の規定がない限り、当社に法的責任がある場合、その対象は立証された直接的な補償的損害賠償に限定されます。
- 本運送約款に記載されたいかなる内容も、以下を意味しません。
- 当社が別段の断りをしない限り、適用法により当社に認められている賠償責任の免除もしくは制限を放棄すること。
- 旅客の死亡、創傷その他の身体傷害に対する補償を支払う責任がある、もしくはすでに支払った公的社会保険機関または人物に対して、適用される法律により当社に認められている抗弁の行使を放棄すること。
- オーストラリア消費者法などの法律で認められる限り、ジェットスターは、運送に関連するいかなる形で発生したいかなる経費、費用、損失または損害に対する法的責任をも排除するものとします。
- 本運送約款が他の言語にどのように翻訳された場合も、英語版の運送約款が優先されます。
18. 中国を出発または中国で乗り継ぎをするフライトに関する追加情報
中華人民共和国(香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾を除く)を出発または同国において乗り継ぎをするフライトに適用される搭乗者の権利の追加情報をご参照ください。
19. 当社の名称と所在地
旅程領収書に記載される当社の名称は「JQ」(当社の航空会社コード)と省略される場合があります。当社の所在地は以下のとおりです。Jetstar Airways Pty Limited, (ABN 33 069 720 243) GPO Box 4713, Melbourne VIC 3001, Australia。